8月25日、岡山県内の農家様を2社訪問いたしました。その中で、井原市のぶどう農家様より新たにミノリーナのご相談をいただき、10月より導入を開始することが決定しました。心から感謝申し上げます。
過去の課題と土づくりの背景
今回の農家様では、近年「苦土欠乏症」の症状が目立ち、葉色の不良や果実品質への影響が懸念されていました。さらに、ぶどう栽培において恐れられる「モンパ病」の発生リスクについても、早期からの対策が求められています。
モンパ病とは?
モンパ病(正式名称:白紋羽病)は、土壌中の糸状菌(Rosellinia necatrix)が原因で発生する樹木の病害です。
ぶどうをはじめ、多くの果樹の根に感染し、根腐れや樹勢の衰弱を引き起こします。
地下部で進行するため気づきにくく、いったん発病すると治療が難しい厄介な病害として知られています。
主な症状としては、葉の黄化や萎れ、樹勢低下、やがて樹木の枯死に至ることもあります。
発生を予防するためには、健全な根の維持と土壌環境の改善が重要です。
今後の対策と栽培への取り組み
10月からはミノリーナを用いた処方箋的な土壌管理をスタートし、マグネシウム補給による光合成力の強化と、病害に強い健全な樹体づくりを目指していきます。また、地球温暖化による高温や不安定な降雨といった気象リスクに備え、長期的な視点で持続可能な土づくりを支援いたします。
土壌分析で次世代の収穫を支える
収穫量・品質の安定を実現するためには、早めの土壌状態確認が重要です。弊社の処方箋肥料ミノリーナでは、最新の土壌分析を通じて一軒一軒に合った改善プランをご提案いたします。苦土欠乏や病害予防でお困りの際は、ぜひお気軽にご相談ください。
※導入時期や圃場条件に応じて最適な処方をご提案します。